未選択TB()CM(1) |
丸4年。
あっという間でした。
本当に「怒濤の4年間」でした。
日生学園に来て間もないボクに
「合唱部って活動してるんですか?」
って2人の新入生が声をかけてくれたことから合唱部は始まりました。
2人だけで,合唱も出来ずひたすら発声練習の日々。
「どうせやるならステージで歌いたい」
ただそれだけの気持ちで
いろんな人に声をかけ,必死で部員を集めました。
あの頃は「一緒に歌う仲間がいる」
たったそれだけのことが
ものすごくありがたいコトなんだ。
幸せなコトなんだ。
という実感がありました。
当然,簡単に部活を辞める人もいませんでした。
「仲間がいる」ってコトのすばらしさを皆が痛感していたからです。
今の合唱部はどうでしょう。
「そこに仲間がいる」ということが当たり前になっていませんか?
「そこに仲間がいる」ということがどれだけすばらしいコトか。
「自分を必要としてくれる仲間がいる」ということがどれだけ価値のあることか。
今のように人数も増え,「仲間がいる」ということが当たり前のように思える中でも
その素晴らしさを忘れないでいてほしいと思います。
そこが合唱部の原点なんです。
「仲間の大切さ。繋がりの大切さ。」
大切に守っていってください。
・・・。
・・・・・・。
人間の気持ちというものは自分で思っているよりもずっとずっと弱いものです。
皆さんはこれから先,部活を辞めたくなることもあるかもしれません。
理由は様々でしょう。
でも,「3年間1つのコトをしっかりとやりぬいてみる」
という経験をしてみてください。
今までの卒業生は本当に良い顔をして卒業していったと思います。
「やりぬいた!」という自信が溢れているからです。
やりぬいたことによる「強さ」が身についたからです。
先輩たちも何回もくじけそうになったんです。
でも,最後までやりぬきました。
キミたちはどうでしょう・・・。
今まで自分たちが色々な人たちにお世話になったコトを忘れないでください。
先生,先輩,友達・・・
色々な人たちに引っ張ってもらいながら自分はここまでやって来れたということを忘れないでください。
自分が引っ張ってもらった分,次の世代を引っ張ってあげてください。
それが自分を引っ張ってくれた先輩たちに出来る唯一の恩返しなんです。
自分の受けた恩を忘れないでください。
・・・。
・・・・・・。
自分が周りに本当に必要とされているのか・・・。
自分は必要のない人間なんじゃないか・・・。
自分は責任が果たせないんじゃないか・・・。
そういった不安を感じたとき,
人は「辞めたい」と言います。
それは本当に,純粋に辞めたい気持ちだけというわけじゃないんです。
「引きとめてもらえるんだろうか。」
その気持ちが「辞めたい」という言葉に繋がってることに気付いてください。
そうやって「自分が必要とされている」ということを自分で感じたい。
無意識にそう考えるんです。
一回それをやってしまうと,人はそれを繰り返します。
「逃げ癖」というやつでしょうか。
引きとめられるコトで自分が必要とされているような錯覚。
次から不安を感じたときには
「辞めたい」と言えば楽になるコトを覚えてしまうからです。
確かに,自分には力がないから辞めたいという気持ちもあるかもしれません。
が,それよりも「自分を認めてほしい」の方が強いんです。
不安になったとき,自分の弱さに負けないでください。
引きとめてもらうことで自分の存在を確認するのではなく,
不安なんだったら,不安にならなくてもいいくらい努力しよう。
こう考えられる人間になってください。
・・・。
・・・・・・。
合唱部の皆さんやOGの皆さんには至らない点も多く,
もっと引っ張ってあげられたのかも・・・と後悔も多くあります。
間違えた引っ張り方をしたコトもありました。
皆さんを成長させるつもりが,皆さんによってボクが成長させてもらったコトも多くありました。
本当にありがとうございました。
これからも今までにやってきたことを忘れずに,
今までを越える合唱部をめざして頑張っていってください。
しっかりと自分を,合唱部を成長させてください。
また,ここまで合唱部の活動を温かく見守り,支えてくださった保護者の皆様
本当にありがとうございました。
これからも合唱部を温かく見守って導いて頂ければ幸いと思います。
これまでの4年間,本当にありがとうございました。
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『現代の「文化」「知識」は何代も,何十代も,何百代も…限りなく多くの人達によって
生み出され,改良され,伝承されてきたものです。
その恩恵の下,我々の生活は豊かに営めるんです。
人は死ぬまでのたった数十年の間に
人類が数百万年以上かけて築きあけてきた遺産を後世に継承していかなければなりません。
それが「人が生きる」目的ではないか。
貴方は後世に何を残しますか…』
ボクの恩師の言葉です(一字一句同じじゃないですけどね)。
偉大な先人たちから後世への「文化の伝達者」でありたいと願いつつ
指揮台に立ち続けてきたつもりです。。。
さて,
皆さんは後世に何を残していきますか?
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さて迎春祭まであと2日です。
迎春祭は合唱部にとって大きな節目となります。
ボクが合唱部の顧問として,今の目線から皆をみる最後の機会となります。
最後に少しでも多くのことを皆に伝えられたらと思いますが。。。
今の正指揮者が初めて指揮者としてステージに立ったのも去年の迎春祭だったように思います。
今回,副指揮者も精華寮の指揮者としてステージに上がります。
ふたりとも皆を引っ張っていくことの難しさを実感しているようです。
迎春祭を通して指揮者としての資質として何が大切であるか
気付いてほしいと思います。。。
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今日は卒業式でした。
ボクにとって最初で最後の県代表を獲った代の卒業式でした。
去年の卒業生は合唱部を創った世代。
そして,今年は合唱部の発展途上期を一緒に駆け上がっていった世代。
去年とはまた違う感慨深さがありました。
ボクと共有した時間はキミたちの人生にとって
なくてはならない一欠片のパーツになれたのでしょうか。
ボクはキミたちにとって「なくてはならない人」でいられたのでしょうか…。
皆と共有できた時間はボクの人生にとって
これ以上ない,かけがえのない大きなものでした。。。
ありがとう・・・。
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さて,伝達式も終わり多くの6年生が帰省してしまいました。
その中,合唱部の6年生はまだ学校に残って合唱部を支えてくれています。
皆さんはどう応えていくのでしょうか。
「今,一生懸命頑張る。」
これも大切なことです。
6年生が教えてくれることを今必死で受け止めてください。
でも
それよりもむしろ今の6年生の姿勢を学んでほしいと思います。
「自分たちはもう卒業するから関係ないや」
って言う6年生が多くいる中,
合唱部の6年生はキミたちに最後まで責任を持とうとしてくれています。
自分たちが先輩や先生に教えられ,支えられてここまで来れた。
この気持ちがあるからこそ,
自分たちがしてもらったように,
当たり前のように後輩を育てることに責任が持てるんじゃないでしょうか。
自分たちがしてもらったことへの感謝の気持ちを忘れずに,
それを次の世代へ責任を持って受け継いでいく。
そうやって「伝統」と言うものが出来ていくのだと思います。
これが,合唱部が今まで最も大切にしてきたものの一つなのです。
今の6年生の姿勢,しっかりと次の世代へと受け継いでいってほしいものです。
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[03/17 佐野]
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